長崎県認知症地域支援施策推進セミナー

施設管理者のOです。平成29年8月25日、長崎市の勤労福祉会館で開催された『平成29年度長崎県認知症地域支援施策推進セミナー』に参加しました。このセミナーは長崎県の主催で、認知症の方が住み慣れた地域で暮らしていく為に、どのような支援を行っていけば良いのか、熊本市や京都府の宇治市から講師を招き、実際に行っている取り組みを参考に、今後、県内それぞれの地域での活動に生かすものでした。国は、大きな方針を計画しますが、それを実施していくのは各自治体となり、それぞれの自治体によって、様々な特色があります。熊本市では、『徘徊模擬訓練』というものや認知症高齢者に対するケアの質の向上を目的として、フォローアップ研修を独自で開催したりと、認知症の方の立場に立って支援をするための取り組みがとても参考になりました。また、京都府の宇治市の方の言葉で、とても印象に残ったのが、ガンは「早期発見、早期治療」と言われますが、認知症は「早期発見、早期絶望」と思われているのではないかということです。「認知症」と聞くと、ネガティブなイメージが先行しているかもしれません。しかし、認知症になっても幸せに暮らせることを広く理解してもらいたい、そんな社会をつくりたいという思いがとても詰まった内容でした。私にとって、今後の活動に役立つとても有意義なセミナーでした。私は、グループホームの管理者として、認知症サポーターのキャラバンメイトとして、まだまだ駆け出しですが、認知症介護指導者として、この諫早市が、認知症になっても、安心して暮らせるマチであるように、小さな活動でも取り組んでいきたいと思います。

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