女性の利用者さんとホーム畑へ大根の収穫にいった帰り道、利用者さんが何かを見つけたようで、スタッフが何を見つけたのか、おたずねすると「ほら、食べごろのツワの生えとるよ！」と。葉の開く前の葉柄(茎)は柔らかいので食べることができるそうで、美味しい物はどれなのかを教えてもらいながら、スタッフも一緒に収穫してきました。収穫中、昔よく取りに行っていた事、皮を剥く時に手が真っ黒になっていた事などを話しておられ、その時のキラキラした眼に輝きと、高齢の方とは思えない斜面での軽い足さばきにはびっくりさせられました。ホームへ帰ってから、他の女性利用者さんに収穫したツワをお見せすると「どら、皮を剥いてやろか」と言われ女性利用者4人で皮むきをして下さいました。慣れた手つきにスタッフより、上手ですねと言葉かけすると「そりゃそうさ、本職やもん。昔は、皮を剥いて湯がいてから売りに行きよったと。」とツワのアクで手を真っ黒にしながら笑って教えて下さいました。次の日、スタッフがアク抜きを行い、昼食の煮物の中に入れてお出しすると、採って来たものとすぐに気づいておられ、後から「美味しくいただきました」と教えてくださいました。ホームの敷地内では、他にもタケノコ、ワラビなど美味しい山菜が採れます。また、パワフルなホームのお母さん達と一緒に山菜採りに出かけて、春を満喫したい思います。