山女魚(ヤマメ)

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施設代表の西村です。長文ですがご覧いただけると幸いです。

ヤマメはサケ目サケ科に属する魚で「渓流の女王」ともいわれ、体の側面に上下に長い「木の葉・小判状」の斑紋模様(パーマーク)があるのが特徴です。また、海に下るとサクラマスとなります。

ヤマメの簡単な説明はここまでとして、諫早市のお隣 雲仙市千々石町には

『ヤマメの里』というヤマメ料理を提供するお店があります。ヤマメ料理や流しソーメンを食することができたり、お店の側にある釣り堀でヤマメを釣ることもできます。

私は、毎年夏になるとお店を訪れ、ヤマメを㎏単位で買って帰り、家で塩焼きにしていただくのが楽しみにしています。今年は利用者さんにも是非味わってもらいたいと思いいつもの3倍の量を買ってきました。この日は事前に電話してお客さんが少ないであろう15時過ぎにお店に着くように言ったのですが、予想に反してお客さんが多く駐車場も車でいっぱいで、受付には入店を待っているお客さんが列をなしていました。

お店の人が大変忙しそうで申し訳ないと思いましたが「ヤマメを買って帰りたいのですが。」と声をかけると、『活魚ですか、今年のは大きいですよ、塩締めでいいですね。』と言って、大きな網を持って養殖場に向かいヤマメをすくい取って秤の上のバケツの中へ。活きの良いヤマメがバケツの中でピチピチと跳ねていました。

それからビニール袋へヤマメを移し、その中に多量の塩をかけて袋の口を閉じて完了。(これを塩締めと言うそうです)

その日の夕食には間に合いませんでしたが、次の日に塩焼きにして尾頭付きでお出しすると、川魚の臭みもほとんど無く、淡白な味わいではあるが程よく油も乗ってふっくらとした身で、利用者さんからは「生まれて初めて食べたばい。こいはおいしかね。やっぱい高級魚は違うね。」など大変好評で食された後の皿には、身の付いていない頭と尾と骨が残っただけでした。

やはり、旬の物は別格なのですね。日本の四季の恵みに感謝です。

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