「あとのことは頼んだ」長崎新聞より

管理者のOです。先日、長崎新聞の一面に老老介護の記事が掲載されていました。 以下長崎新聞記事引用 "長年連れ添った夫婦が、悲しい最期を迎えた。8月20日夜。長崎市三川町の住宅で83歳の夫と82歳の妻の遺体が発見された。関係者によると、妻には認知症があり、夫が一人で介護していたとみられる。  「連絡が取れない」。県外の息子から浦上署に電話相談があったのが同日夜。警察官が自宅を訪ねると、妻は布団の上であおむけで亡くなっていた。首にコードで絞められたような痕があった。夫は別の部屋で首をつって息絶えていた。  現場には夫がつづったとみられる走り書きが残されていた。こんな趣旨の言葉が記されていた。「あとのことは頼んだ」。県警は無理心中の可能性が高いとみている。" 同じような悩みを抱えている方が日本中にいて、もしかすると、このことはその氷山の一角に過ぎないのかもしれません。 認知症高齢者の支援に携わる1人の介護者として、「悔しい」「歯痒い」思いでいっぱいです。 私個人の推測ですが、長年、苦楽をともにし、支えあってきたお二人だと思います。 最期は、「ありがとう。とても幸せな人生だった。」という思いを交わし合ったと信じたいです。「あとのことは頼んだ」という言葉を、自分の胸にも刻み、これからの社会や地域づくりに努めていきたいと思います。

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