管理者のOです。2月3日、諫早市たらみ図書館(海のホール)で行われた「ケアニン~あなたでよかった~」の 上映会に行きました。
「大森圭(男性・21)は新人の介護福祉士。
高校卒業後、これといってやりたいことがなかった圭は、漠然とした理由で介護の専門学校へ入学。
卒業後、圭が働くことになったのは、郊外にある小規模介護施設。
認知症の高齢者たちと上手くコミュニケーションが取れず、悩む日々が続くなか、
圭が初めてメインで担当をすることになったのは、認知症の星川敬子79歳。
試行錯誤しながらも、先輩スタッフたちの協力もあり、少しずつ敬子との関係性を深めていく。
「なんとなく」で始めた介護の仕事に、いつしか本気で向き合うようになっていく圭だったが...。 」
新人介護士の葛藤と成長を描き、一つひとつのセリフや場面から、支援の在り方、認知症高齢者とその家族の思い、命と向き合うことの尊さなどが至るところに散りばめられたとても素晴らしい作品でした。
私は、この仕事に就いて、10年以上が経ちます。この映画を観たいと思ったのは、今の自分に、初心を取り戻す必要性を感じていたからです。日々、利用者様との生活やその支援をする中で、忘れてしまった大切な思い、仕事や環境に慣れてしまい失くしてしまったもの、奢り、直向きさ、情熱・・・など、振り返り、改めて見つめ直したかったのが大きな理由です。
私は、もともと内向的な性格で、高齢者とどんなふうに接してよいのかわからなかった頃の自分と、主人公の立ち振る舞いとが重なり、映画の冒頭から、すでに涙が溢れていました。詳細についてはネタバレになり兼ねますので、言及は控えますが、ラストまで涙と鼻水が滝のように流れ、この作品からたくさん活力をもらい、滝のように流れた涙と鼻水に心を洗われたような気がしています。
(観覧中のことについて、「Forever Young」という投稿で綴りますので、よろしければ併せてご覧下さい。)
ちなみに、「ケアニン」とは、「介護、看護、医療、リハビリなど、人の"ケア"に関わり、自らの仕事に誇りと愛情、情熱を持って働いている全ての人」のこと。私も、いつまでもそんな「ケアニン」で在りたいと思います。
今後も、長崎県内では東彼杵などで、無料上映会が開催される予定になっているそうですので、お時間のある方は、是非ご観覧いただければと思います。
「ケアニン~あなたでよかった~」
2018年02月04日
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