誕生日をみんなでお祝い‼︎〜スイートポテトを作りました〜

介護職員のFです。九州は梅雨に入りジメジメする季節になりましたが、ホームの周囲にはアジサイの花が咲き始め、雨空の下、気持ちを明るくさせてくれます。さて、先月、ふるさとの丘では男性利用者様の誕生日会を開きました。スイートポテトが大好きな方で、誕生日ケーキの代わりに、手作りスイートポテトを作りました。 「みんなでお祝いしよう‼︎」ということで、利用者の方もすすんで、手伝ってくださいました。包丁の使い方がとても上手です。 60126901-CA70-428C-9D04-131069BCBAD5.jpeg サツマイモにもこだわり、宮崎県産の「べにほっくり」を使用。とても甘く、色もきれいで、茹でた後、裏ごしすると、なめらかで上品さを感じさせます。サイコロ型にして、卵黄を塗り、グリルで焼き色をつけて完成。誕生日らしく、チョコペンでデコレーションしました。 0DAA3929-E58F-4585-9F3B-57470890EFD5.jpeg 諫早の方で、特に高齢の方は、「サツマイモ」を「ハッチャン」と呼び、こどもの頃からたくさん食べてきて、とても親しみがあるものだそうです。主役の方はもちろん、みなさんにも喜んでいただくことができました。と、ここまでは、スイートポテトの話をしましたが、「誕生日会」でどのようなことをするのか、企画するとき、いつも悩みます。どんなことをしたら、喜んでもらえるかなぁ?という前向きな悩みなのですが、難しく考えると逆にアイデアが浮かばなかったり・・・。それでもご本人やご家族と話し合いながら、やるからには幸せを感じてもらえるように、精一杯取り組んでいます。今回の誕生日会で、テーマにしたのは、「みんなで家庭的なお祝いをすること」と「普段は言えない気持ちを伝えること」の2つ。1つ目については、前途してきましたが、2つ目の「普段は言えない気持ちを伝える」に対しては、入居される直前のことから現在までを振り返り、ありったけの思いを手紙にしました。便箋に5枚みっちりと。一読して、お渡ししたのですが、本人だけでなく、他の利用者の方も、目頭をアツくしていて、読みながら泣きそうになりました。実は、その手紙ですが、今はご家族のもとにあります。先日、ご家族の自宅に伺い、「オレが帰ってから読んでくれ」と渡されました。どんな思いで、渡されたのかはあえて聞いていませんが、手紙の中で「家族の温かさ」についても綴ったので、ご本人も誕生日とその手紙を通して、ご家族に感謝の気持ちを伝えたかったのではないかと察しています。私たちの一生で何回、誕生日を迎えられるか、それは神様にしかわかりませんが、1/365の大切な日を一緒に過ごすことができるのは、幸せなことだと思っています。

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